イランカラプテ!
先日、衝動的に手に取って気付は購入していたという本。
タイトル: 『物語のおわり』
作者: 湊(みなと) かなえ
を今日読み終えました♪
23日の夜に読もうと言っていたのに、結局今日になりました。
一度読み始めると、一気に読んでしまいました。
夜8時ぐらいから読み始めて、
気付ば日をまたいでの夜中1時をまわっていて、
「もうこんな時間!」と時間を忘れるほどに
物語に引き込まれていました。
本の説明としては、
「空の彼方」 「過去へ未来へ」 「花咲く丘」
「ワインディング・ロード」 「時を超えて」
「湖上の花火」 「街の灯り」 「旅路の果て」
の8編で構成された連作短編集で、
とある少女が持っていた未完の短編小説「空の彼方」。
その短編小説は、様々な悩みや思いを抱えて北海道を旅をしている
人から人へと渡っていく。
その小説を読み、
ある人は自分の人生を振り返りながら、
ある人は自分自身と重ね合わせたりしながら、
それぞれにその未完の短編小説の続きを想像し、
物語は展開していくといったストーリーです。
・・・上手くまとまっていなくてすみません(;´д`)
人によって結末が違っていく「空の彼方」。
そのどれもが本当の結末でもあり、彼らにとっての正しい結末で、
人それぞれ考え方捉え方に違いがあり、
その分だけ物語の数は存在する。
・・・ということを改めて実感できるお話でした。
小説の最後に、その未完小説の本来の結末と、
すべての短編がひとつにまとまった瞬間、
私は何とも言えない感動を覚えました。
「なるほど、こうなるのか!」と。
最後に繋がるのだとは想像もできていなかったので、尚さらでした。
また、この本で印象的だったのは、
その小説を受け取った北海道を旅する人たちが、
未完の短編小説「空の彼方」を読んだあとに、
その話を要約して説明している部分があるのですが、
その人によって物語の要約文がそれぞれに違うところが
私的には一番面白いなと感じました!
↑うー、うまく説明できません
私のボキャブラリーでは
この本の面白さを上手く伝えられないようですが、
要するに
とてもオススメする本
だということを伝えたいのです!!
この物語の要、未完の短編小説「空の彼方」。
北海道を旅する彼らがそれぞれに考えた結末。
そして、本来の結末。
それだけで終わらせるのではなく、
この本を読んだ私なりにも
未完の短編小説「空の彼方」の結末を考えるのも面白いですね。
ということはつまり・・・、
この本を読んだ人の数だけ
違った結末が出来上がるってことですよね!?
そう考えたら、なんだかすごい!
なんて、一人感動していた ふう なのでした。
イヤイライケレ!